鹿児島県まで行って来ました。
曽於市立財部北(たからべきた)小学校の記念事業です。
今月末に114年続いてきた学び舎が無くなります。
最大600名以上いた児童数が、桁違いのさらに桁違い。
9名にまで減ってしまいました。
その子供たちとともに、ご家族にも周辺の住民の皆さんにも特別な思いとの企画です。
1週間前から穏やかな予報で、当日もしばらく吹きそうにも無く穏やか予報。
もうコッテリとした熱気球体験を提供してきました。
前日会場入りして、バスケットなどは組み立て係留ロープも伸ばすだけにしておきました。
さて当日は夜明け直前の 6時集合。
自己紹介も後回しにして、ブルーシートをみんなで広げて、ロープを伸ばして、球皮もつなげて伸ばして広げました。
3年4年の5名合同チームと、6年生4名チームで球皮をどこまで運べるか競争。
事前に名前と学年を教えていただいていたので、「〇〇さんはこれ持って」「〇〇君はこれ担当ね」。
名前を呼ばれるだけで、強く思い出に残るとともに親近感わいてくれていたかな。
機材を触って準備をして、その次は搭乗の予習として熱気球教室を40分間。
お手伝いで来ていただいた宮崎大学の熱気球部の紹介や都城のフライトエリアの紹介もしました。
近所でロープ無しの本物の熱気球が飛ぶ場所がある。年齢が若い大学生でも飛ばしてる。
熱気球が身近に感じてくれたと思います。
次に立ち上げ作業。6年生全員が開口部やクラウンを手伝います。
いよいよみんなのフライト。9人全員乗りこみます。
まだ球皮内が暖まりきっていないので、9人交代でバーナーをどんどん焚いていきます。
風が穏やかだから、搭乗希望者が少ないからなせる体験です。
でも火と音が怖くてできない子もいましたけど、無理強いはしません。
ぐんぐんあがって遠くにかすむ霧島連邦、数年前に廃校となってしまった近くの中学校、
改修されたばかりだった体育館、伊藤園に卸している広大なお茶畑、色んなものが見えます。
長めにいろいろお話しながらの搭乗。
コロナのことを意識せずにバスケット内でみんなたくさんおしゃべりできて良かったです。
次に家族単位で乗っていただき、さらに近隣住民の皆様。
かつてのOBOGたちもいらっしゃいました。
最後に三度子供たちが搭乗しました。
気球を倒して、天頂部から少し中に入ってバルーンサウナ体験。
片付けもみんなでやり、非常に充実した時間でした。
いっぱい熱気球のことがわかったね。
最後に子供たちからも一人一人挨拶。
「生まれて初めての体験で・・・」「今日はじめて・・・」とのコメント多数。
でもね、実はね。
周りで囲んでいる先生や家族の大人全員も初めての体験だったんだよ~
こういうことってあまりないよね。
6年生のみんな卒業おめでとう!