週末は埼玉県さいたま市の秋ヶ瀬公園に行って来ました。
桜区役所主催の、スポーツイベントです。
周囲では自転車のレースやラグビーイベント、綱引き大会も行われておりました。
そんな中、メインは熱気球体験です。
8時半に会場入りして間もなく、14時までの整理券の定員に達したため受付終了。
一番乗りは6時半会場入り、搭乗までに3時間半・・・寒い中ありがとうございます。
実施中は、時折冷たい北風も吹いたために機体がかなり傾くこともありましたが、無事終了までできました。
さて、今回のイベントは熱気球の搭乗のほか、列の整理や、受付作業もスタッフを増員して弊社で行いました。
通常は整理券配布や受付作業は主催者の方にお願いしてあります。
今回の受付作業、そして先週は鈴鹿バルーンフェスティバルでも受付作業して大きく気が付いたことがありました。
それは、「主催者はもしかしたら楽しくない (( ;∀;))」でした。
整理券をもらってから受付に来る方々は、それなりにワクワクした気持ちでやって来ます。
しかし、それは実際の搭乗の直前、搭乗中、 直後とは比べものになりません。。
搭乗者はスタッフがバスケットへの乗る手順を説明している際からかなりの笑顔になります。
バスケットを目の前にして、搭乗直前には、「 こうやって乗る方優先じゃなければ浮いてしまうんですね~」 と声に出し、
バーナーを炊けば、「すげー!」 「熱いですね~!」と感動を発してくれます。
浮揚すれば、「 思ったよりも高い!」とか「結構怖いね、下は見られなーい!」など。
降りる時には、「あー楽しかった!」「ありがとうございます!」 と笑顔で声を掛けてもらえます。
搭乗料金を払っても、感謝の声をいただけるのです。
乗り降りの補助で搭乗客に触れる機会もあり、 お子さんは抱っこもしてスキンシップもあり、
わくわく感を直接的に共有できます。
これらは、私たち熱気球をしている人間が、良かったなあと幸福感に浸れる瞬間です。
もしかしたら夢を叶える提供ができた。という達成感も大きく感じられます。
それらを今回のイベントを通じて、主催者の方がお手伝いしてくれている、
受付作業ではなかなか感じ取ることが少ないのだと感じました。
熱気球を呼ぶのに担当の方は、何度も議論を重ね、実施の打ち合わせをして、業者にお金を払い、 気球を呼んだ。
イベントの来ていただくお客様が喜んでもらえるように頑張ったのです。
でも担当側は、 あの生まれて初めての体験でわくわく感一杯のお客様のシンパシー を感じにくいのです。
今回は良かったのですが、風で体験搭乗ができない場合には、お客様のクレームも受けることもあります。
「こんな風でできないのか」「あんなに長い時間並んだのに」と。
熱気球のスタッフは、その気象状況ではこうなるから今はできない。今日の天気はこんな感じ。
という理由が明確にわかっているので、そういう言葉にも理論的に頭で判断できます。
担当側の方から見れば、「なんでこんなことを言われなければならないのかなあ?」
「もう熱気球を呼ぶのは止めよう」ということにつながっているかもしれません。
今後はちゃんと、 搭乗客が発してくれた楽しかったコメントを受付にも伝えること、 笑顔いっぱいの写真を撮っておき後日担当者に渡すこと、
受付作業と乗り降りの補助の作業は少し交代してバスケットの雰囲気を見てくること。
今回が搭乗を終えた方が、受付の横を通らずに帰っていくという導線だったので気が付いたのかもしれません。
もっと主催者の方々にも、「熱気球を呼んでよかった。と思っていただきたい! 」
今後に向けて、考えるいいきっかけになりました!
ありがとうございました。