台風22号が来る直前に、岩手県宮古市に行って来ました。
東日本大震災の津波により一時は失った街の復興イベントです。
高台の小学校から海を眺めてもらいます。
風船部分にも横断幕を施し、バスケットにも子供たちお手製の幕が付けられています。
この手書きの「ウニ」、産地の子供でないと書くことができない構図とクオリティです!
8時の開始には式典も行われ、地元キャラクターのサーモンくんとみやこちゃんに見守られながら子供たちがリリースする風船とともに浮揚開始です。
そこで初めての体験がっ!
リリースされた風船が1個気球内部に入ってしまいました。
見てみると、上部の100度にもなる空気の温度にさらされても膨張や破裂することはありません。
ただ、気球内部の空気の対流が大きいらしく、時には機体の半分くらいにまで10mほど下がるときもありました。
その後風船は偶然にも天頂の排気弁の隙間から上空へと放たれて行きました。
そしてもうひとつの発見がありました。
朝の最低気温が一ケタで寒かったにもかかわらず、いつもよりもバスケット内が窮屈な感じがしません。
かなり以前のような寒い日の係留の感覚でした。
2時間以上経ったとき、ふと気が付きました!
「お客さんの着ているものが薄い」
そこで、お手伝いをしていただいて市の職員さんに質問しました。
「宮古市にはユニクロはありますか?」
「盛岡市まで行かないと無いです。片道2時間です。」
やはり!
この10年の間、少し寒くなるとユニクロを中心としたダウンを着る方が急に増えたので、バスケット内で圧迫感があったのに、この日はありませんでした。
長い間やっていると、いろいろな発見があって面白いです。