実施条件

土地所有者の許可があれば、そのほか警察、消防、自衛隊、米軍、空港、電力会社への許可申請は不要です。

空港と基地関係では隣接した場所で行う場合には、レーダーの関係上あげられる高さの制限があるので関係各所にご相談ください。

最低50m四方以上のスペースが必要です。
高さ25mの熱気球が、終了時や風が強い時にどちらに倒れても大丈夫なためです。
もしこれよりも狭い場合には、周囲の状況によりできることはありますし、実際にはイベント実績の多くで50m四方よりも狭いスペースでも行っています。
周囲の状況とは、土手、花壇、林、フェンス、ガードレール、壁、ガケ、道路、川、波打ち際、などです。

スペースの上空に電線が無いこと、地上に極力障害物等も無く、車両の乗り入れ可能な場所です。
車両の乗り入れができない場合にはご相談ください。
ショッピングセンターなどの駐車場の場合には、外灯や輪留めの有無をご確認下さい。学校のグランドなどはベストです。

実地条件

気球上昇の際にウエイト用(重石)で車両を使用しますので、2~3台貨して下さい。
軽自動車・高級・外車以外が適します。牽引フックやトラックの場合は板バネ等を使用します。
車両が入れない場合には、立木や照明の支柱、重機、トラクターなどを使用する場合があります。

強風(風速5m以上、強い上昇気流)や雨天・降雪・近くに雷雲は基本的に不可能です。
風速5mとは秒速5mで、大きめの旗がバタバタ横にはためくくらいです。
風速5m以上でも、実施中でその風の性質でできる時はあります。

雨天は実施中に、気象レーダーに映らないほどですぐに止む予報の雨雲なら可能です。
通常の雨だと、直径20mの熱気球に降った雨水がバスケットにすべて流れ込んできたり、水の重量で気球が上がらなくなり、熱気の抜けを防ぐ風船部分のコーティングが劣化するので不可能です。

降雪は内部の空気の温度が100度にもなる風船部分にあたると溶けて水になるので不可能です。

近くの雷雲は、落雷と突風の危険性があるので早目に撤収いたします。

実施方法

準備にかかる時間は現地到着後、90分で搭乗可能となります。(スタッフへのレクチャー含む)

熱気球を地上の車両4台とロープでつなげて、一定以上浮揚しないように設定します。芝生広場では周囲の木々、畑ではトラクター、ビーチでは重機を気球の重石とすることもあります。

熱気球パイロットと共に、搭乗者を平均12~18mの高さまでご案内します。
風の影響により高度は頻繁に変えるので、事前広報では混乱のもとになるので高度は記入しない方が良いです。
係留飛行の最高高度は30mです。早朝や夕方の凪の時間帯に、搭乗客の列の長さによって上げられることがあります。

飲酒による泥酔者、極度の高所及び閉所恐怖症・骨粗しょう症、また妊婦の方の搭乗はできません。
搭乗時間は、乗り降り含めて6~7分(上空に滞留しているのは3~4分)です。
気象予報サイト数社の予報や、雨雲レーダー、パイロットの気象判断で、重石となる車両の位置・ロープの長さを変更し、高度を調整します。

運営・受付列の整理で主催者様側にも 5名前後のお手伝いをお願いします。
作業方法は当日レクチャーします。
人数が多いほど風への耐性や安全面にも目が行き届きやすいです。
熱気球コーナーには受付とわかるテーブルやテントなどが必要ですが、発電機は必要ありません。
搭乗料金は搭乗客から徴収しても構いません。

使用気球

日本気球連盟登録ナンバーJA-1690(ウィンドスティル号)を使用しています。
※ ウィンドスティルとはオランダ語の言葉で、「凪」です。

ご要望は数機でもご相談ください。

気球の性能

  • 床からの高さ25m・最大直径20m・容積 3,000m3 ・気球表面積 1,200m2
  • 球皮:スペイン製、バーナー:イタリア製、バスケット:イギリス製とスペイン製併用
  • 一回搭乗重量440kg(気温25℃の場合)
  • 大人だと6~7人・ 子供なら10人が一回に搭乗可能です。

通常のイベントだと1サイクル大人子供合わせて8名での搭乗が多くて1時間に80人の搭乗です。搭乗が小学生のみで急ピッチの場合では1時間に100~120名が搭乗可能です。

開催日までの流れ

お問い合わせをいただいてから、気球を上げる開催日まで、およびその後の一連の流れです。

1、電話・メール等でお問い合わせ
御見積書の作成時には距離を計算するので、実施の市町村名、また日程や実施日数を教えて下さい。
ホームページのお問い合わせフォームが弊社としても把握しやすいです。
2、資料送付と御見積書
実施条件・方法・使用気球の説明、過去の実績、御見積書などの資料をお送りします。
原則的にお問い合わせをいただいた当日に送信します。
3、主催者様側でご検討下さい
検討の結果は、特に日程など早めにお知らせ下さい。
また、会議等で出た問題点は解決しますのでご相談下さい。
4、実施仮決定の連絡を下さい
実施の方向性が決まったら、ご連絡下さい。
熱気球の仮押さえとなります。ご連絡は電話・メールどちらでも構いません。
手付金や予約金はありません。 NGの場合でもスケジュールや準備の都合上ご連絡下さい。
5、本決定の連絡を下さい
正式に予算がおりたから、正式決定した。などのご連絡を下さい。
仮決定が無く、最初から正式決定でも構いません。
6、弊社パイロットによる現場下見調査&打ち合わせ
パイロットが実際に現場を見て、実施可能の最終判断をして打ち合わせをします。
特に整理券の作成方法と配布方法についてのお話を長く致します。
現場の下見も含めて60分~90分程度で終了します。
現場を確認し不可能となった場合には、交通費のみのご負担をお願いいたします。※静岡から片道500km以上の場合は、通信手段で済ませるか、必要な場合は片道分の交通費のみご負担下さい。
※実際に現場を見て、重石の車の置き場所、その車の進入経路、周囲の障害物、その場所柄の風の特性、搭乗客の導線などを現場で確認してから、事務所等で打ち合わせをします。
7、弊社への発注書を作成します
発注書は記名捺印後、1週間以内にご返送下さい。
8、実施週の確認のメール
出発時間をお伝えします。
前日までの打ち合わせ等は、内容が文章として残る為、メールの方が好ましいです。
9、イベント実施当日
好天(晴れではありません。風が穏やかなことです)になり、希望者全員が乗れるように祈りましょう!
10、業務完了届作成・請求書を作成、主催者様に送付します
実施時間、実施内容、搭乗時間、搭乗人数、事故の有無とその対応等を記載します。
11、お支払いは銀行振り込みとなります
静岡銀行へのお振込みとなります。
終了後の請求書に口座番号等が記入されています。

熱気球への幕取り付け

熱気球には風船部分に巨大な横断幕がつけられます。
ご希望の場合は製作して、当日ご持参いたします。
バスケット部分には、安価な小さい幕の取り付けが可能です。こちらは主催者でご用意ください。
両方とも幕の取り付け費用は不要です。

球皮への横断幕

単純な長方形ではなく、台形×3枚です。つなぎ合わせると風の抵抗を受けるので3枚です。
隅にあらかじめ補強とロープを結ぶためのハトメを付けます。
熱気球への取り付けは片面のみとなります。

球皮への横断幕

当日の風向きにより、横断幕がついている面をご希望の方向へ向けられないことがあります。
この台形×3枚以外にもご予算により1枚のみや2枚のみでも可能です。

熱気球はコンピューターで、バランス良く製作されていますので、片面だけ不可がかかったり、気球の立ち上げ作業に支障をきたさないよう、
ポンジなどののぼりの生地で極力軽量で作成いたします。

アドビ社のイラストレーターなどでデザインをご用意ください。

バスケットへの幕

バスケットの側面に取り付けます。
多くの参加者が搭乗シーンを写真撮影するので 、価値も高いです。
サイズは縦50cm×横90cmとなります。重量制限はありません。4隅にハトメのみ作製して下さい。当日の朝に結束バンド(インシュロックやタイラップとも言います)でスタッフが取り付けます。2面に取り付け可能です。
小さいので、球皮への横断幕よりもはるかに安価な予算で済みます。

弾幕

バスケットからの垂れ幕

真っ直ぐ文字が見えているのは、ほんの少しの時間帯で、微風ですぐにねじれてしまいます。
幕の一番下の部分に棒を入れて、真っ直ぐになるようにスタッフが持っていても、上昇時に手が届かなくなると手が離れ、やはりねじれます。風がある時は、その棒がスタッフに対して危険になります。

バスケットに踏まれてすぐ破けることもあるので、価値が低い垂れ幕はつけない方針です。